本物の自然素材を吟味する

山手工房では、自然素材ベースであることを最優先して、以下の塗り壁材をおすすめしています。化学物質による健康被害が社会問題となっている中で、人体に影響が少なく心地いいことを条件として素材を吟味し、適材適所にこれらを使用していきます。

ホタテ漆喰
ホタテ貝殻を焼成してつくられるこの壁材は、それ自体は無臭で、消臭機能があります。貝殻の持つ多孔質(細微な穴)が部屋の温度に応じて水分を吸ったり吐いたりする調湿効果により、結露防止・抗ダニなどの機能があります。
薩摩中霧島壁
南九州産のシラスを原料とした壁材です。シラスとは方言で「白砂」を意味するもので、南九州一帯に広がるシラス台地から採取されます。シラスが堆積した地層は軽くてもろく水に流されてしまうことが多いようですが、それはシラスに無数の気泡が含まれていて強く固まりにくいからです。気泡が多いという性質をそのままに麻などの植物繊維と混ぜ合わせてつくられたのが薩摩中霧島壁です。
エコクイーン
ケイソウドの施工事例
ケイソウドと名のついた塗り壁は多く何十種類とあります。しかし、本物と言えるものは決して多くはありません。化学物質を混ぜて、つくられているものが多いのが現実です。我々が過去に使用した経験から本物と認められるケイソウドはエコクイーン。ケイソウドは、プランクトンが堆積した海底の土が地上に隆起した地層から採取されます。湿度の高い日本の気候には、この壁材が最適です。