天窓で昼光利用

おはようございます。お元気でしょうか。山口です。

モデルハウスの工事があと少しとなり、忙しい職方も万障繰り合わせてくれ絶賛工事中です。

現在は壁紙や漆喰など内装仕上げの真っ最中です。

 

完成の暁には、審査員2名が来てくれて審査を受ける計画があり、運よくいけば表彰されたいと思っているので、ここは頑張りどころです。メーカーの人も完成写真を撮らせて欲しいということなので尚更です。

暗い部分は、山手工房のいつもの大収納量を誇るクロゼット。使い勝手のいい棚やパイプの割り付けで、みんなで使用するファミリークロゼットです。今回から新しい要素を加えたので私自身も完成が楽しみです。

 

写真上部の天井の明るい部分、ここには天窓があります。北欧・デンマーク製の木製の天窓です。屋根は緩勾配のため、雨仕舞いや長期的な耐久性に配慮してこの天窓部分のみ、打ちものをして勾配を変えています。

 

室内にいながら気持ちのいいくらいに晴れ渡った青空を眺める窓です。先日の雪の日には、ガラス面に雪が積もっていましたが、これもまた良くて「外は寒いけど家の中は春のようにポカポカと暖かい」と感じることになると思います。自然光で空気を暖め室内を快適な温度に保つ「びおソーラー」を採用しているので、間違いありません。

 

今回、この天窓に期待した最大の役割は夏対策としての「排気」と時代が求める「換気」ですが、天窓は一般的に「採光」を期待して設置するので、少しだけそのことについて。

 

通常、家の中央部は窓から離れているため暗くなりがちですが、明るさの抑えられた空間に天窓の光を入れると明暗が浮きぼりになり、魅力的な空間になります。

また、天窓の直下は階下に光を落とすことを意図して吹抜けとなっています。するとリビングの中央部も昼光利用で明るくなります。

北屋根に設けた天窓の光は時間によって変化する太陽の動きの影響を受けにくく、安定した光を採り入れてくれるので、落ち着きのある明るさの空間を生み出してくれるはずです。

 

とにかく、モデルハウスはあと少し、楽しみです。

では。