ベルックスの天窓

連日、寒い日が続きます。

感染者が日に日に増えてきていますが、お元気でしょうか。

山口です。

冬は太陽の光が弱まり、また曇天の日も多く室内は夏と比較して、少し暗くなります。今日は家の中に光を取り入れる天窓について。メーカーはデンマークのベルックス。

 

天窓は採光だけでなく「通風」「換気」「眺望」「省エネ」など多くの機能を持ちあわせています。こういった機能を知った上で、間取りや設置位置など設計の工夫をの積み重ねていくと魅力のある空間をつくりだすことができます。

 

現在、工事中の家では天窓を家の中央部の北側屋根に取り付けています。天窓から取り入れた光は、その下の吹抜けを通じて1階に光を落とし家全体を明るくしてくれます。直射光ではない空の明るさを利用した光がつくる空間には、デザイン的な魅力があり完成が楽しみです。

 

 

この天窓は開閉できるタイプで、夏は室内の暑い空気を外へ排出する役割をしてくれます。これは今の時代に必要な換気機能でもあり、窓だけの換気と比較して2~4倍の通気量になります。

窓から取り入れた空気は、吹き抜けや階段を通じて上昇していき、屋根面に設置した天窓から空気を排気され、これは重力式換気と言われる換気手法です。

 

 

室内から天窓のガラス越しに青空を眺めることもできれば、冬はガラス面に積もった雪を眺めることもできます。

「外は寒いけど、家の中は暖かい」と感じられる性能を持つ家なら豊かな気分で雪を眺められます。

家の中にいながら外部と繋がり、季節や天候の変化を感じることができるのが天窓の魅力のひとつではないでしょうか。

冬至が過ぎたといっても、まだまだ夜明けが遅い冬のこの時期、天窓を一台設置するだけで空間全体を明るくすることができます。