日本人のライフスタイルは変化していく
おはようございます。山口です。
今日は月に一度の支払日で、いろいろと確認しなければならなことがあるのですが、その前にブログを。
私がまだ学生の頃に、ある経営者が書いた本を読みました。そこに「アメリカで起こったことは必ず日本でも起こってきた。だからビジネスのために定期的にアメリカを観に行く」と書いてありました。
その経営者が長年生きている中でアメリカで観たものが日本でも始まったことを何度も経験したのでしょう。理由説明もないから「ふーん、そういうものか」と思っていました。
まだ、子供の頃に「アメリカでは高齢者のドライバーの大事故が社会問題化している」「ペットにも保険をかける」と聞いて「日本でそれはない。」と思っていましたが、今の日本では当たり前になっている。
若い頃にハワイへ行った際にアラモアナショッピングセンターへ行ったことがありました。空が見える長い通路が中央にあり、その両サイドにお店が並ぶレイアウトを見て、「こんなのは日本にない」とその快適さに驚いた。ひたすらに商品を並べるのでなく、買い物自体を快適に楽しむことを意識して作られたレイアウトに感心した覚えがある。
それから何年もしてから日本にも同じようなショッピングセンターができたとき「これは真似たな」思ったものでした。今や規模の大きいSCはこの作り方ばかり、草津のイオンモールは屋根を取り除けばあれはASCです。
これらと同じように思いあたることを持っている人は多いのではないでしょうか。
前置きが長くなりましたが、ではアメリカ人は自分の家とどう付き合い、どのような暮らし方をしているのか。これを知れば日本人の未来が予測できると思っています。
実体験として経験したのは、以前に購入した古い町家に住んでくれたアメリカ人女性の暮らしぶり。これが非常に参考になり、本で読んだとおり、聞いていたとおり、経験者が語るとおりで、面白くもおかしかったので少し紹介します。
この借家にはアメリカ人女性が住んでくれました。
入居する前から手を入れる気まんまん。
快適に住むためならばと自費で断熱工事はしてくれるし、庭の手入れもプロ並み以上にしてくれる。水が抜ける池を水が溜まるようにしてくれ、ある日に訪問すると池の中に菖蒲の花が咲き、魚が泳いでいました。
さすがに間取り変更はまでは気がひけたのか、それはなかったけれど賃貸であろうが関係なく手を入れる・笑。
庭に咲いた季節の花を飾り、魚や虫を飼って、窓の前には蔓性の植物を植えて日除けにして、庭に植えられたお茶の木でいれた日本茶をご馳走になりと暮らしを楽しまれていました。
和室の聚楽の壁に、勝手に(笑)和紙が貼ってあるのには驚いた。
顔をひきつらせながら「いいですね、その感じ」というのが精一杯。
聚楽はいいものなのに、苦笑いするしかありませんでした。
外国の人は家をDIYで手を入れるとは聞いてはいたけれど、聞きしに勝るとはこのことだという感じでした。
日本は、そして日本人は何かと忙しいけれど、アメリカで起こったことは日本で起こるということが法則であれば、やがて日本人もこうなっていくのでしょう、おそらく。
何よりそうすることで暮らしが楽しくなっていくということも含めて考えれば、いくつかの条件が整えば日本人のライフスタイルは欧米化していき、やがて家に手を加えていくことを楽しむ暮らし方に変化していくのではないでしょうか。
では。