びおソーラー①
こんにちは。山口です。
工事中の現場では、先日にびおソーラーの工事を行いました。
工事は、まずガラス集熱面を屋根の上に設置する工事から。
その前に、屋根の通気層を455mmピッチで設けた後に、合計6枚のガラス集熱面を右端から付属されているビスを利用して設置していきます。
途中、3枚目のガラス集熱面は下部を部分的に切りとり、室内に暖かい空気を送り込むための、ダクト接続ボックスと通気層の高さにあわせて作られた接続アタッチメントを取り付けルーフライナーと一体化させて雨漏りを防ぐ防水テープを念のために貼ります。これらの接続部分には全て、漏気を防ぐ気密材がはさまれていて、ぬかりなし。
水上には止水用のアングルを立ち上げ棟包みと一体化させて雨漏りを防ぎます。この日の最後は、水上と水下のアングルを取り付けた後、流れカバーを取り付け、更にビスで固定して台風などでも吹き飛ばないように固定します。
次は、外部は雨漏りを防ぐために屋根材とガラス集熱面を連続させていく工事、内部は電動ダンパーと横引きGWダクト工事へと移ります。
最後に、びおソーラーは夏も冬も自然エネルギーを利用して快適に過ごせる新しい時代に必要な省エネルギー型バッシブソーラーシステムでありながらも、その一方でパーツはオリジナル部材をやめて既製品を利用して年々ローテク化させたシステムに変化していっています。この目的は故障やメンテナンスへの配慮ですが、新しいことを古いやり方で作るという方向の進化を続けています。