視線の先に
家づくりの第一歩は土地の長所や短所を確認することから始まります、
家の間口はどちらの方向に向いているのか
光や風はどの方向から入ってくるのか
隣家との関係はどうか
生かしたい景色はどの方向にあるのか など
長所と短所を見極め土地のどのあたりに家を建てるのか
間取りはどうするのか、外観、仕様などはと大きな部分を予算に合わせて検討して結論を出していきます。
大きな部分の方向性が決まると次に細部のディテールを煮詰めていきます。
大きな部分だけでなく細かな部分も大切なのです。
例えば下の写真は廊下の先の壁を木で仕上げた事例です。
視線のいくところをいいもので仕上げると、それだけで印象は随分とかわります。
この他にも、来客が家の中に入ってきたとき最初に見ることになる
玄関内の正面の壁に光をあてるとそれだけでいい雰囲気になります。
建築で全てのことをするだけでなく暮らしの工夫で変化をつくることも効果的で
季節の変化に合わせて飾る絵をかえたり
家族で旅行へ行った写真や子供さんが学校で作った作品を掛ける場所
庭に咲いた花を壁に飾る場所 など
工夫をする余地を残しておくことも暮らしを楽しむことには大切なことです。