エコハウスというけれど

ホームページを新しくしました。依頼したのは小池創作所の佐塚さん。

お世話になり、ありがとうございました。

ホームページを新しくするにあたり、コンテンツの見直しをしようと思ったのですが、それは後回しにしてまずはスマホ対応にすることを優先しました。ようやくです。

 

コンテンツの見直しで、真っ先に手をつけたいのは「エコハウスS」。長年、この仕事をしていると住宅にはブームというものがあることを知るようになります。

「今はこっち」と流行が起こると供給者である工事会社、工務店、メーカーが一斉にシフトして大きな流れになっていきます。

 

近年の流行は高気密高断熱住宅。

デザインでなく性能に関するブームは好ましいことで過去に性能がブームになった記憶はありません。山手工房は高気密高断熱住宅に関しては早くからトップランナーである新木造技術研究協議会に入会して技術を上げてきました。なのでホームページ内でも「エコハウスとは」と説明しています。

 

しかし、高気密高断熱住宅がエコハウスかというと、「それはちょっと違うんじゃない」という気がします。高気密高断熱住宅は高性能住宅ではあるけれどそれをエコハウスと呼ぶ拠り所は、冷暖房エネルギーが少ないというこの一点に尽きます。

QPEXというソフトで計算してUA値を導き出す中で採光は計算に入っていますが採風は入っていません。採光に関しても窓からだけでなく、より有効な屋根面で採光して空気を暖めて年間冷暖房エネルギーを削減できる「びおソーラー」を活用するという方法もあります。

光や風といった自然エネルギーを活用したパッシブソーラーこそがエコハウスと言えるのではないでしょうか。なので誤解を受けないようにこのコンテンツに手を入れねばならないと考えています。

 

では。