モデルハウスの間取り
モデルハウスの間取りは多くの人が希望する4LDKの間取りとしました。
1階にLDKと和室があり、2階には個室が3室ある間取りで、参考にしていただける思います。
大きなパブリックスペース(リビング・ダイニング)と小さなプライベートスペース(個室)がテーマのひとつです。個室は寝て、勉強できるスぺースがあれば十分で小さくてもいいじゃないか。それより家族全員で過ごすスぺ―スを広くとりましょうという考え方です。
家族のニーズに合わせて間取りを変更できるフレキシビリティがあり、子供の成長に合わせて、壁を作って仕切ったり、壁を取り除いたり簡単にできます。
時代が必要とするテレワークのスペースも確保しました。必要がなければ、或いは必要がなくなれば他のスペースに変更できるようにしています。
「建てたら最後、生涯その間取りで暮らす」
のではなく暮らしに合わせてスペースの用途を変更できる可変性を備えています。
収納スペースさえも当初に必要なスペースを確保しながら、モノの増減に合わせて増やしたり減らしたすることができるようにしています。
家の真ん中、リビングの中央には吹抜けがあり、これが1階と2階を繋ぎます。家族の気配を感じながら暮らす装置であり、「ごはん、できたよ」という声を通す装置です。
吹抜けは夏のパッシブクーリングとしての「風突」であり、バッシブ暖房の「びおソーラー」で暖かくした空気を家全体に行き渡らせる空気の通り道でもあります。
2階の吹抜けの廻りには動線を回し、家族全員で使用するウォークインクロゼットやテレワークスペース、そして各々の個室へと繋がります。
バルコニーは建物に入り込む形式のインナーバルコニー。雨の心配がありません。
この2階のインナーバルコニーにある窓からの光を吹抜けを通して1階に落とし、家の中央部を明るくします。こうすると昼光利用で電気代を抑えられます。
この光は室内の空気を暖める役割も担います。この熱を逃がさないように、家を高気密高断熱化しているので暖かくなってくれるはずです。
断熱性能と気密性能は、いずれもおおよそ0.5前後。現在、計算中ですが、山手工房が建てる家の標準的な数値です。
季節は、これから冬へと向かいますが、導入するびおソーラーという床下から暖める暖房方式は住む人にとって快適で、太陽熱と蓄熱を組み合わせた暖房方式はエコでもあり、経済的でもあります。
「暖房は電気屋さんへ行って暖房器具を買って暖かくする」
という考え方が今までずっと続いてきました。
しかし、建築と暖房を別々に考えるのでなく、建築的工夫と暖房器具を融合させて床下から暖めるという暖房方式は次世代本命の暖房方式になっていきます。これから家を建てる人は、先取りしておいた方がよいと言えます。繰り返しになりますが、快適なのに経済的なのです。
床下からの暖房に間取りの工夫をプラスすると「こんなことができるのか」ということを体感できるモデルハウスになります。