和室の腰張り
こんにちは。
4月になり新しい年度が始まり、桜の開花も最盛期を迎えました。
しかし毎日、感染症のニュースを聞いていると気分が滅入ってきます。
この先どうなっていくのでしょうか。ゴールが全く見えないのが辛いところです。
今はひとりひとりが感染予防に努めるほかなく辛抱する時期です。
さて、今日は13年前に工事をさせていただいた茶室についてです。
本格的な茶室でしたので、非常に思い出のある工事です。
このお茶室の壁の下部には和紙をはりました。
これは腰張りと言われるもので、着物が壁に擦れることを防ぐなどの意味があります。
腰紙に使用する和紙は真新しい紙を使用する場合もありますが
この時は習字の練習で文字が書かれた紙で仕上げました。
練習に使用した紙と聞いていましたが
見事な!見事な文字です。
腰張りに使用する紙は古紙でも真新しいものでもよく
また、使用する紙の色にも決まりはなく紺色やグレーでもかまいません。
しかし、聚楽の壁には白の和紙が相性がよく
茶室でなくても和室を本格的に設える場合は腰張りをされてはいかがでしょうか。
今日は以上ですが、とにかく今は感染症対応が最優先です。
みなさん、頑張っていきましょう!