コロナと工事とオリンピックと
おはようございます。
先週末に、無事にびわ湖毎日マラソンが終わり、どうやら季節の分かれ目を過ぎたようで、今週は随分と暖かくなってきました。
今日のびわ湖の様子。
寒々しさがなくなり春が近づいてきていることが感じられます。
穏やかになってきた気候に関係なく、新型コロナウイルスの問題はたいへん困ったことになってきました。住宅設備機器については新規受注を停止しているメーカーがあり、その結果として受注可能メーカーに注文が殺到して納期回答をできないなど工事への影響が大きくなってきました。スケジュールが決まっている場合、それに向けてアイデアを練らないといけないところです。
各種のイベント、競技が残念な結果になった事例をみていると早く終息してくれることを期待するばかりです。
東京オリンピックの先行きにも大きな影響があり、今日は日米首脳の電話会談でその話をする可能性があるそうです。商業化が進むオリンピックはテレビの放映権料が大きな収入源。とりわけ米テレビ放映権料は破格のようで米首脳の意向は大きく影響しそうです。
大会開催の変更は「中止」「延期」「無観客」などいくつかの選択肢がある中、生まれて初めて生でオリンピックを観る機会が中止になることは残念なので考えないとして、無観客となった場合は、昨年に行われたラグビーワールドカップの事例が参考になる。
先日、RWCの日本組織委員会の黒字額が68億円と発表されました。テレビの放映権料、大会スポンサー企業協賛金はオリンピックのIOCに相当する主催者WRの収入になるそうです。日本組織委員会はチケット売上げ収入だけで、その内の1/3相当をWRに開催料として支払い、残った分から運営費を捻出して最終的に黒字68億円が残ったとのこと。この資金は日本ラグビー協会に移管されて競技の普及、強化や競技による地方活性化、再度のRWC招致、レガシー事業に投資していくそうです。
これと同じような配分の場合、無観客になると日本はここまでの2度の招致活動や開催準備に費やした費用の見返りがなくなるだけでなく、スポーツの更なる発展の糧を失うことに繋がります。
「予定通りの開催」を含めて4つの選択肢がある中、まず最優先に考えなければならないのは感染の拡大防止。それに費用のことも考えに加えてみると「開催延期」という方向でオリンピック問題が落ち着いてくれれば選手の心情を除いては妥協しないといけないのかもしれないですね。
かつて東京でのオリンピックは戦争で開催を返上した経緯があり、それに似た結果になるのは残念で仕方がない。楽しみは先にとっておくという考え方が求められるのではないでしょうか。