窓の役割
こんにちは。山口です。
春に向かって、寒暖差のある毎日が続いていますが、お元気でしょうか。
今日は窓の話です。
窓の役割は、大きくは「光をとり入れる」「風をとり入れる」「外の景色を眺める」この三つ。
しかし、感染症の影響で風をとり入れるだけでなく、室内の空気を外に排気して新鮮な空気をとり入れることの重要性が高まっています。換気扇に頼るだけでなく、窓からの自然換気を利用すると、より頻繁に空気を交換することができます。
その場合、暖かくなった空気は上昇して、天井面にあたると今度は横に薄く広がっていくため、効率よく換気しようとすると下の写真のように窓の高さを天井いっぱいの高さにして、下がり壁がないようにするとより良いと言えます。
家づくりを検討中の方々は、是非参考にしてください。
この写真の家の窓の前には、木を植えています。これは夏の厳しい太陽の陽射しを木の葉で遮ることを目的として植えました。なので広葉樹の木を植えています。葉の隙間から落ちる木漏れ日というのは本当にいいもので、家の中でそれを感じることができます。完成から時間が経過して、木も立派に育ってくれました。
この家のことではありませんが、窓の外に見たい景色がない場合、窓の外に木を一本でいいから植える。それも葉の表情が変化する樹種にすると季節ごとにその良さを感じることができます。
また、南面の大きな窓の向こうに、お隣りのトイレの窓や給湯器や、エアコンの室外機など、あまり見たくないものがある場合、それらを隠すように木を植えるのもよいと思います。或いは、この家のように窓のすぐ外に日除けを兼ねて植えると、視線というものはいいものを見ようとするので、見たくないものが目に入りにくく気にならないようになります。
窓から見えるものというのは、立地条件や周辺環境、隣家との距離や建ち方によって一邸一邸異なり、周囲の状況に合わせて、窓の位置や大きさ、開閉方式はを決めていくと良いと言えます。
では。